本文へスキップ

出生前診断・着床前診断  不妊治療情報サイトは不妊治療と向き合っているあなたを応援します!

トップ > 妊娠の仕組み > 出生前診断・着床前診断


出生前診断・着床前診断


出生前診断・着床前診断

出生前診断・着床前診断とは、出産の前に受精卵や胎児の遺伝子などを解析し、遺伝疾患の可能性などを診断することです。

なんらかの異常が見つかった場合には、妊娠しないために受精卵を子宮に戻さなかったり、人工妊娠中絶を行ったりする場合が多くあります。

ただし異常がある場合は自然にしていても流産の可能性が高いため、むしろ母親の心身の苦痛やリスクを避けるために有効だとも言われています。

この診断は、本来は遺伝子異常などを発見するためのものですが、海外では男女の産み分けのために行われ、希望する性別でないことがわかった場合は産まないという選択がされる場合があります。

異常のある子どもは生まれる権利がないのか、生命を選別してよいのかという議論もあり、倫理的に難しい問題をはらんでいます。


出生前診断
妊娠から出産までの間に行う診断です。診断方法は複数ありますが、主には胎児の様子を超音波で確認する「超音波診断」、母親の血液で判断する「母体血清マーカー検査」、羊水を吸引して診断する「羊水検査」、将来胎盤に変化する絨毛(じゅうもう)を採取して調べる「絨毛検査」などです。

最近では他にも「精度が高くリスクの低い新型の出生前診断がアメリカから導入される」という報道があり注目を集めています。

2012年には、母体血清マーカー検査の結果「ダウン症児が生まれる確率がある」と言われたタレント夫婦の言動が話題となりました。

このご夫婦はダウン症であってもなくても出産すると決め、より正確な結果がわかる羊水検査は行わずに出産。結果、赤ちゃんはダウン症ではありませんでした。

出生前診断は多くの妊婦が受けている検査ですが、検査結果の精度は100%ではないため、余計な不安をあおるとした否定的な意見もあります。

また検査を受けたことが原因で流産してしまったり、合併症を起こしたりするケースもあるので注意が必要です。


着床前診断
以前は出生前の診断と言えば、妊娠が成立してから出産までの間に実施するしかありませんでしたが、体外受精が進むにつれ着床前診断という方法が生まれました。

これは体外受精した受精卵を子宮に戻す前に実施します。異常が見つかった場合は受精卵を子宮に戻しません。つまり中絶も発生しません。

ただし着床前診断は、出生前診断のような一般的な検査ではありません。

まず体外受精が必須となります。

また、日本産科婦人科学会が自主規制を行っているため、どこの医療機関でも診断を受けられるわけではありません。

日本産科婦人科学会の認可をうけた施設であることや、さまざまな条件をクリアして学会へ審査を申請することが必要となり、その上で学会が許可した場合にのみ可能となります。

この学会基準に異論を唱え、自主的に基準を設けて着床前診断を行っている医師も国内に一部存在します。

またこれら国内の規制を逃れて、海外で着床前診断を行う夫婦も多数存在します。

着床前診断についても、出生前診断同様に、新たな基準や法整備が望まれています。

PR




関連記事

→ 排卵・月経の仕組み
→ 精子の仕組み
→ 受精・妊娠の仕組み